アイリッシュハープとグランドハープの違いって?
というのも、まさに上記のことをヨーロッパ人の知人ハープ奏者に言われたことがあって、反論したことがあります^_^;。(『アイリッシュハープもアイルランド音楽も単純で、楽譜も簡単だし初心者にぴったりよねー』みたいなことを言われたような…)
そういう経験もあって、というわけではありませんが過去のブログでも(コレとかアレとか)ハープ違いに過剰反応(?)しているトピックがあるのですが、(*_*)日本の親しい友人の一人に
「じゃあ、具体的にどう違うのさー。ハープなんて見る機会もないからさー。オーケストラのでっかいハープとはまた違うんだ?」と聞かれたため、ここでアイリッシュハープ&グランドハープ比較です♪
まず、大きさが全然違います^^。
右にあるのが、アイリッシュハープ、左がグランドハープです。同じメーカーで似ていますが、アイリッシュハープはだいたい150cm、グランドハープは180-190cmぐらいあります。
私のアイリッシュハープは普通よりちょっと大きめで弦も多く、逆にグランドハープは『セミグランド』と呼ばれるエチュード用ハープ(オーケストラや吹奏楽に使われるハープよりもやや小ぶりの、サロン用・スタディ用ハープ)なので普通のグランドよりも小さいのですが、それでも並べると一目瞭然の違いがありますネ!
さらにアイリッシュハープは半音上げるためのレバーがついていて、演奏中にこれらのレバーを上げたり下ろしたりして忙しい曲もあります^_^;。
一方グランドハープは別名『ペダルハープ』と呼ばれる通り、足元にペダルが7本ついています。
これを足で上にあげたり中間でとめたり、下に踏み込んだりして半音の上げ下げをします。ペダルを踏み違えたり、タイミングが悪かったりするとものすごく嫌な音がします💦
あとは音質もかなり違うような気がします。アイリッシュハープの音ははっきりしていて、クリアで素朴な印象があり、そしてグランドハープはちょっとエコーがかかった(?)、柔らかめの、それでいてキラキラした音(高音?)がします。
でも弦が太く張りもあるので、ちゃんとした音を鳴らすのがとても難しいです……↶
用途(弾く曲)によって、うまく使い分けられたらいいなあとは思うのですが、実際はどちらか一方にばかりかまけてしまうので、“二股”ができない状態でいます@_@。
ハープ奏者の方はアマチュア・プロ関係なく、3台ぐらい持っている方が多いので凄いなー(楽器たちの管理能力とか)と感心しています^^。
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